少し前に家を建てたんですが、荷物を運び入れてる時に見知らぬ小学校3~4年の女の子が「こんにちは」と挨拶してきました。
学校帰りだったみたいで、こちらも普通に挨拶しましたが、いきなり「友達になってください」と言ってきたんです。 話を聞いていると、歩いて5分ぐらいの場所に住んでいるみたい。
私は寂しいのかなあと思って「おー、いいよー」と快く返事した所、ズカズカと玄関に上がり込み入「入っていい?」と聞いてきます。
夫はそのお願いに「うーん…」と遠慮するように悩んました。しかし、引っ越しの作業中です。
クソ忙しいのに中にあげるわけにもいかなかったので「忙しいから帰りなさい」と一言。しかし子供は食い下がり、断る私との間で何故か押し問答。
その後も、色々と忙しい時に「遊ぼう」とピンポーン。 もちろん忙しいのでインターホンで「無理」と断りました。
だいぶ月日が経過した後も、やってきました。私は外出中でしたが、夫が 「おばちゃん(私のこと)いないからまた今度ね」と対応。
夫が言うには…。
「雨がかなり降ってる中、ずぶ濡れで来訪」
「ベビーカーに乗せた子どもとその他数人で登場」
「お腹すいた、のどが渇いた」などなど。
その反応を見る限り、まともな家庭の子ではないとのこと。この時に、自分の迂闊さを激しく後悔しました。
夫が一人の時に家にあげた日には、どんなデマを流されるかもわかりません。もちろん、相手の親の素性すら知らないのに…。 私のバカ。そう自分を呪いつつ、今度は私が毅然と対応しなければと心に決めました。
また、しばらく経った時に、玄関のチャイムが鳴りました。今度は2人組で「トイレ貸して下さい」です。 ほとんど知らない子供になんでトイレ貸さなきゃいけないのか意味不明。 しかも、何でしょう?この厚かましさは。
近くに自分の家がある上に、公園にだってトイレはあります。腹立つ自分を抑えつつ「公衆トイレがあるよ」と教えてあげました。
すると、長い沈黙の後、「あ、大丈夫です…」と帰っていきました。その後はピンポーンはなくなりました。
後に「放置子」という存在を知りました。「トイレ貸してください」が常套句なのだそうです。彼らにとっては最終奥義を使ってしまった以上、もう技が残ってないんだろうなあと思いました。