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修羅場のはなし

修羅場のはなしのまとめ

母親の憎しみが生む復讐の業火

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母親の憎しみが生む復讐の業火

1998年の話です。
アントニオ・コスメ・ベラスコ・ソリアーノ(当時62歳)は、13歳の少女を刃物で脅して暴行を加えました。

もちろん、その罪で逮捕されます。

服役中の2005年、3日間だけの外出許可を得て故郷へと戻り、バーへ向かう途中で、偶然その時の娘の母親に出会います。

「娘は元気か?」
ソリアーノは大声で母親を挑発しました。

彼の態度に逆上した母親はソリアーノの後を追ってバーに現れ、持参した大量のガソリンをソリアーノにかけ、周りの客が止める間もなく、彼に向かって火を投げ入れたました。

ソリアーノの体は瞬時に炎に包まれ、辺りには絶叫が響き渡ります。
母親はソリアーノが燃えているのを確認した後、店から逃走しました。

火はまもなく消し止められましたが、ソリアーノは全身の皮膚の60%を失う大火傷を負います。
そして搬送先の病院で苦しみながら、11日後に死亡しました。

母親は逮捕されますが、彼女が出廷すると群衆は「ブラボー!」と拍手喝采で彼女を出迎えました。

娘が乱暴されて以来、母親が精神病を患っていたことと、ソリアーノが母親を挑発したことが考慮され、 彼女が罪には問われない可能性は高いとのことです。

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