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修羅場のはなし

修羅場のはなしのまとめ

痴漢親父の正体は?

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痴漢親父の正体は?

今から10年くらい前、当時まだ20代だった頃。バイトしていた本屋の常連客にちょっとやだなっておっさんがいました。
品出しする女性スタッフに覆いかぶさるようにしてわざと高いところの本を取ったり、「おつかれさん」って肩に手を置いてきたり、いわゆるセクハラオヤジ。
ただ、ちょっとやだなの域を出ず商品も買ってくれるんで、店長も強くは言いませんでした。

ある日、仕事中にそのおっさんから執拗に携帯番号を聞かれ、

「仕事終わったら連絡してよ」

と携帯番号とメアド書いた紙を強引に握らされてしまいました。もちろん連絡するつもりはありません。無視しておこうと思ったけど、一応、終業後に店長と副店長に報告。その時はまだ冗談で、

「あいつ駐車場で待ってたりしてな~」

とか笑いながら店長と話していました。ところが、戸締りをしていざ店を出たら、本当にそいつが駐車場に車とめて待っていたのです。店長と副店長は唖然。私は蒼白。

私と帰宅方向が同じ店長が「付けられるかもしれないから、俺が先に出る」と言ってくれ、副店長にも「俺とこいつ(私)が出た後、おっさんが追っていくか見ておいてくれ」と指示を出しました。私は震えながら店長のあとについて駐車場を出ました。

そうしたらおっさん、本当に車でついてくるじゃないですか。私の家はだいぶ山奥で、おっさんの家は逆方向らしいのに確かについてきます。

このまま真っ直ぐ帰ったら間違いなく自宅までついてこられます。途中どこかで巻いて逃げるしかありません。幸い、先を行く店長が「俺の車にベタづけしてついてこい」と言ってくれたので、私は必死についていきます。

そこからは、田舎の真っ暗な道を三台でカーチェイス。店長と私は連絡をとりあいながら、どうにか相手を振り切りました。

「必ず警察に行って相談しろ。証言が必要なら俺と副店長でやるから」

と店長は言ってくれたので、次の日は私は警察署に出向きました。でも、ここからが衝撃だったのです。

「こいつはね、以前ここで働いてたんですよ。元警官なんです」

対応してくれた年配の警官の方は頭を抱えていました。私も思わぬ告白にポカーン。

「婦警へのセクハラが原因で懲戒免職になったんですよ。懲戒免職にしたのは私です」

私はもう言葉がありません。年配の警官は本当に困ったという顔をしていました。

「あのバカ、自分の娘と同じ年頃のお嬢さんに……何考えてんだ」

その後、できる限りのことを警察としてはしますって言ってもらえてセクハラ元警官は二度と私に話しかけることはありませんでした。

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