今日のお昼過ぎ、俺は仕事しながら、昔からのなじみの喫茶店で休憩&コーヒーを楽しんでいました。と、そこへ怪しげなカップルが来店。二人は入ってくるなり、店の悪口を大声で怒鳴りはじめました。この時点から俺のイライラははじまります。
その後、カップルはコーヒーを注文し、マスターの目の前でタバコに火をつけました。禁煙店なのに、です。当然、マスターは注意します。案の定、カップルは逆切れ。俺のイライラはマックスまで高まっていました。
「出て行ってください!」
怒鳴るマスターに対して、カップルはなんやかんやとケチをつけています。あまりの煩さに隣の席のママさんが連れていた赤ちゃんが目覚め、大泣きをはじめました。すると赤ちゃんママに対してカップルは、
「うるせぇんだよ! 早くどっか連れてけや!」
と、あろうことかコーヒーをぶっかけたのです。赤ちゃんはさらに大泣き。お母さんは絶叫しながら赤ちゃんの服を脱がそうとしています。ここでマスターがキレました。
「なんて事をするんですか!」
持っいてたお盆で殴りかかろうとするマスター。でも、それよりも速く殴りかかっていたのは自分でした…。
正直、そこからはあまり記憶にありません。ふと我に返ると、辺りには赤ちゃんの泣き叫ぶ声が響き、机やイスは引っくり返り、割れた食器や調味料が散らばり、そして泡を吹いて倒れてる男の姿が見えます。
気がつけば、マスターが背後から俺の体に抱きついて何か叫んでいました。前からはマスターの奥さんがやっぱり同じように抱きついています。
「もう大丈夫! 大丈夫だから!」
どうやら二人は泣きながら必死に俺を止めていてくれたみたいです。それを理解した瞬間、俺は膝から崩れおちました。まさかこの惨状は、自分がしたことなのか?警察が来るまで俺はずっと放心状態でいました。その間マスターと奥さんは、
「●●(俺)は悪くないから! 警察にもちゃんと説明するから!」
と必死に励ましてくれていました。
その後、全員が警察署に連れて行かれました。俺は夜まで事情聴取を受け、それから、嫁が迎えに来てくれて家に帰りました。
いろいろと混乱していてまだ眠れません。明日も警察署や喫茶店へお詫びに行かなくてはなりません。仕事場へのお詫びもあります。奴らへの対策も考えなくてはなりません。
やる事たくさん有るのにまったく眠れないでいます。ちなみに嫁は「やり過ぎだ!」と激怒し娘と実家に帰ると言って部屋から出て来ません。