自宅の近くの薬屋で買い物することになり、父の運転する車で駐車場に入ったら目の前に車が。
順番待ちかと思ったのですが、車はバックでこっちに向かってきました。慌ててクラクションを鳴らす父。すると、クラ〇ンから男が降りてきてこっちの運転席のドアを開けようとしてきました。
「車どけろ。どける気ないなら、俺がどかしたる」
母が「警察を呼びますよ」と言ったら、男はぎゃあぎゃあ言いながらクラ〇ンへ戻っていき、駐車場を後にしました。
それで済めばよかったのですが、車を駐車したら、またクラ〇ンの姿が。僕たちのちょうど真ん前に空いていたスペースにわざわざ駐車して、車から降りもせずじっとしています。
不気味に思ったもんで買い物は取りやめ。近くに警察署もあるので、そこへ直接向かうことにしました。その間も、クラ〇ンは後ろからヘッドライトも点けずに着いてきます。あまりに不気味だったので、僕たちは警察署で30分ぐらい時間をつぶし、お巡りさんの自家用車で自宅に送ってもらいました。
あとでわかった話によると、男はどっかの社長さんで、同乗していた女性の前で馬鹿にされたと思い、怒り狂っていたとのこと。わざわざ女性をおろして追ってきたらしいです。警察署では父と男が言い合いをして、なぜか父が謝り、ことは収まったと。変なこともあるもんです。