信号が赤だったので青になるまで待っていた時の話です。
突然、後ろから小さな男の子に思い切り突き飛ばされて私は車道へ倒れ込みました。しかもそこに、タイミングよく車が来てしまい私は吹き飛ばされたんです。 友人や周囲にいた人の悲鳴と息をの声は今でも忘れられません。
そこから後の事は聞いた話です。突き飛ばした後、私のバッグを持って逃走しようとした男の子。 友人は男の子を追いかけようとすると、逃走方向にいた男性が男の子を掴まえてくれました。
物凄い勢いで泣き出す男の子に、その子供の名前を呼びながら近づいてくるお母さんらしき人物。男性は警察を呼んでくれて、その母子と友人と男性で事情聴取が行われたそうです。
話をしているうちに…。「人を道路にまで突き飛ばしていいとは言っていない!」とお母さんが男の子にバッグを盗むように指示していたことが発覚。
バッグを盗もうとしたのは、私がバッグの中にwalkmanとipodを二つ入れているところを見たから。そして、外人に道案内をしているのを見ていたらしく「英語が喋れる!音楽機器を2つ持ってる!財布にはたんまり金があるに違いない!」と母親は思ったらしいです。
私は三日間昏睡状態でしたが、打ち所が良かったせいか、今も後遺症もなく元気に過ごしています。その後、昏睡状態から目覚めたところだけを覚えている、ボケてしまった祖母が、私を何かの神様と勘違いしているらしく、枕元に果物やらお酒やら花を置いていってくれるんです。
起きると手を合わせてくるし、ちょっと困惑中です。